属性スコアリングとは?
申し込みのあった会社は、まず初めに加盟している信用情報機関へ照会し申込者の信用情報(他社借入状況など)を調査します。次に申し込み情報を元に、年収、勤続年数、住居形態など、審査の基準となるいわゆる申込者の属性を点数化(スコアリング)し、その点数(与信)に応じて融資額や審査の可否を決定します。
スコアリング結果=貸倒れになる確率とも言えるので、例え初めて申し込む方でもスコアリングの結果によっては審査に通らない場合もあります。ここではその原因と対策についてご案内致します。
スコアリング項目と点数(評価)について
申し込み先により多少異なりますが、スコアリング項目と点数(評価)は概ね以下の通りです。
◎=高評価 ○=一般的 △=低評価 厳=否決の可能性高し ×=ほぼ100%否決
勤務先、健康保険証の種類、年収
| 勤務先 | 評価 |
| 公務員 | ◎ |
| 大手企業 | ◎ |
| 中小企業 | ○ |
| 自営業 | △ |
| アルバイト | △ |
| 無職 | × |
| 健康保険証の種類 | 評価 |
| 共済保険(公務員) | ◎ |
| 組合保険(大手企業) | ◎ |
| 社会保険(中小企業) | ○ |
| 国民健康保険(自営業・アルバイト) | △ |
| 年収 | 評価 |
| 400万円以上 | ◎ |
| 200万円〜400万円未満 | ○ |
| 200万円未満 | △ |
加入している健康保険は非常に重要視されます。これは『共済保険なら公務員、組合保険なら大手企業社員』というように、加入している健康保険が分かれば自ずと勤務先の業種や会社の規模も分かる為です。
また、離職率や返済能力を判断する重要な審査基準である為、健康保険の種類で融資額が決まると言っても過言ではありません。国民健康保険に加入している年収1000万円の自営業者の方よりも、社会保険に加入している年収500万円のサラリーマンの方が高く評価されるのです。
年収に関しては、勤務先・勤続年数から大よその判断が出来るので各社ともあまり裏付けを必要とせず自己申告を採用する傾向にありますが、申し込み先によっては50万円以上の融資でなくとも審査の時点で給与明細書や源泉徴収票、確定申告書を必要とする場合があるので正確に申告しましょう。
勤続年数
| 勤続年数 | 評価 |
| 10年以上 | ◎ |
| 5年〜10年未満 | ◎ |
| 1年〜5年未満 | ○ |
| 6ヶ月〜1年未満 | △ |
| 6ヶ月未満 | 厳 |
『勤続年数=真面目さ』と評価されるので勤続年数が長ければ長いほど高く評価されます。逆に勤続6ヶ月未満では信用度の面から審査は厳しくなります。
尚、勤続年数と健康保険証の資格取得年月日に相違があると、申し込み先によっては虚偽の申告と判断され審査に通らない場合があります。こうならない為にも相違を確認して正確な勤続年数を申告しましょう。
住居形態、居住年数
| 住居形態 | 評価 |
| 持ち家(自己名義) | ◎ |
| 持ち家(家族名義) | ◎ |
| 官舎・社宅 | ○ |
| 賃貸 | ○ |
| 公営住宅 | △ |
| 居住年数 | 評価 |
| 10年以上 | ◎ |
| 5年〜10年未満 | ◎ |
| 3年〜5年未満 | ○ |
| 1年〜3年未満 | △ |
| 1年未満 | 厳 |
居住年数は長ければ長いほど評価されます。また住居形態は当然ながら持ち家の方が高く評価されます。経済状況の面でもそうですが、何より持ち家の場合は『夜逃げ』をされる心配が少ないからです。
逆に、家賃の安さから経済的負担の少ない公営住宅が評価されると思ってしまいがちですが、公営住宅は過去の膨大なデータの統計上の貸付リスクの高さから他に比べて与信が低くなります。
家族構成、連絡先
| 家族構成 | 評価 |
| 独身・家族同居 | ◎ |
| 既婚・家族同居・子供無し | ◎ |
| 既婚・家族同居・子供有り | ○ |
| 既婚・同居家族無し・子供無し | ○ |
| 独身・同居家族無し | △ |
| 連絡先 | 評価 |
| 自宅・携帯 | ◎ |
| 自宅のみ | ○ |
| 携帯のみ | △ |
| 無し | × |
家族構成に関しては家族と同居している方が高く評価されます。これは簡単に言えば『借入を秘密にしたい人・延滞時に迷惑をかけてしまう人』がいる人ほどきちんと返済をする為です。よって、独身で一人暮らしをしている方は与信が低くなります。
また、家族と同居している方でも既婚者で子供がいる場合は可処分所得(要は経済的な負担)の関係で一般的な評価となります。
連絡先に関しては近年の携帯電話加入者の増加から固定電話が絶対条件ではなくなりましたが、やはり電話連絡先は自宅と携帯の両方があると高く評価されます。
スコアリング結果
以上のスコアリングを経て次に在宅・在籍確認となりますが、初めて申し込む方であれば勤続年数や居住年数が極端に少ない等の理由が無い限り審査は通るはずです。
それでも審査に通らなかったとしたら入力情報の誤り等が挙げられます。実際、本来なら通るはずの審査であるにも関わらず入力漏れや入力ミスが原因で否決となってしまう場合も少なくないので、入力情報の確認は絶対に怠らないようにしましょう。
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